ワイングラスの収納、みんなはどうしている? ワイングラスの片付け方について

「ワイングラス」はワインを飲むときに必要になるものですが、同時に「収納場所」にちょっと困るものでもあります。

今回はこのワイングラスをすっきりと片付けられる方法について取り上げます。

定番! 食器棚に片付ける方法

食器棚に片付けるのは、定番中の定番といえます。これには主に2つのやり方があります。

  1. 一般的な食器棚に片付ける
  2. 飾り棚に片付ける

1について解説していきましょう。日常使いの皿などを入れる食器棚に、普通のタンブラーグラスなどと一緒に片付けていく方法です。取り出しやすく利便性がよく、お金もかからないので、「特別なワイングラス」ではない限り、この方法を使って片付けてしまって構いません。

ただこのやり方の場合、食器棚の仕切りの位置によっては片付けるのが大変になります。また、口径の広いワイングラスの場合、場所をとってしまいがちだという欠点もあります。加えて、皿などとぶつかる可能性も高いので、ワイングラスが破損する可能性もあります。

2は、「見せる収納」を選ぶやり方です。ガラスの扉が付いた飾り棚などにワイングラスを置いていきます。デザイン性の高いワイングラスや高級なワイングラスは、それ自体がインテリアとしての価値を持つため、非常に美しく飾ることができます。また、飾り棚はぎゅうぎゅうに物を入れるようなものでもないので、グラスや皿がぶつかって割れるということもないでしょう。

飾り棚の場合、それ自体がかなり高額である傾向にあります。そのため、初期投資にお金がかかるというデメリットもあります。また、引き戸ではない飾り棚の場合、地震などによってワイングラスが飛び出る可能性もあります。

「割らずに保管したい」と考えるなら箱に入れて保管を

「使用頻度は高くない」

「特別な日のためのワイングラスだから、とにかく割れないように片付けたい」という場合は、箱に入れて収納することをおすすめします。高級なワイングラスにはほぼ確実に箱がついてきますから、使うたびにそこに入れて片付けるわけです。その際は、ステムおよびボウル保護のための緩衝材(ぷちぷち)も巻きなおして片付けるようにするとよいでしょう。そして、食器棚の一番下の引き出しなどに片付けるわけです。

また、酔ったときにワイングラスを洗うと破損の可能性がありますから、ワイングラスを洗うのは翌日にしましょう。ワインの香りが移るかも! と心配する人もいますが、ワインは水溶性ですし、色が残ることもなければ香りが残ることもありません。

この方法を毎回とれば、ワイングラスが割れるリスクを最小限に抑えることができます。

大切なワイングラスを保管するのであれば、この方法が一番良いでしょう。

ただ、この方法は非常に面倒です。面倒さが先に立ち、毛曲きちんと保管しなくなることもあります。このためこのやり方は、使用頻度が低く、マメな人限定の片付け方だと言えます。

グラススタンドを利用する

グラススタンドを利用するのもひとつの手です。グラススタンドは「水切り台」としての役目を持っているものも多く、幅広い範囲での活用が見込めます。片付ける手間もいらずに伏せるだけで収納ができるという手軽さも魅力です。また、グラススタンドはそれ自体が動かせるため、テーブルに運ぶことも簡単です。スタイリッシュなデザインのグラススタンドを選べば、ホームパーティーのときなどにも使いやすいでしょう。

グラススタンドは、台所に広げたままで置いておくことがほとんどだと思われます。台所が狭かったり、また台所を派手に使ったりする人の場合は、グラススタンドが邪魔になることもあります。この点には注意しましょう。

ワイングラスホルダーを利用する

ワイングラスホルダーを使うと、きれいにおしゃれに収納ができます。これは複数本の金具や木の間にワインのステムを通し、フットプレートをひっかけてつるして片付けるやり方をいいます。お店などでもこのやり方を使っているところが多いといえます。

非常におしゃれな見た目になりますし、空きがちな「キッチン上部の空間」を使って収納することができるため、非常に便利です。ネジで止めるタイプもあれば、板を差し込んで固定するタイプもあり、選択肢も広いのが魅力です。価格も1000円台からと、かなりリーズナブルです。

自宅のキッチンのデザインとよくマッチするものを選びたいものです。また、ワイングラスの数が非常に多い人の場合、これだけでは収納しきれず、ほかの収納方法を併用していく必要が出る場合もあります。

ワイングラスは、「破損」のリスクが高い食器でもあります。特に高いワイングラスは薄いガラスで作られているため、破損の可能性は高いといえます。きれいに割らずに保管するために、ベストの収納方法を探っていきましょう。そのときには、「自分はそのワイングラスをどれくらいの頻度で使っているか」「どのようなシチュエーションで使っているか」を考えるようにすると決めやすくなります。