ワイン」カテゴリーアーカイブ

ティンティリア・デル・モリーゼ(Tintilia Del Molise) DOC

2011年からDOCに認定されたイタリアモリーゼのティンティリアのワインを現地の生産者さんのご好意により頂きました。 TINTILIA LAGENA 写真のワインはティンティリア・ラゲーナ 原産地呼称:D.O.C. TINTILIA DEL MOLISE 生産量:約13000本/年 品種:ティンティリア100% 熟成:ステンレスタンク8ヶ月、瓶熟4ヶ月 ベーレベーネ・ローコスト2014オスカー・レジョナーレ(モリーゼ州を代表するワイン) モリーゼ州唯一土着品種であるティンティリアであるこのワインは濃厚なルビーの色でタンニンはしっかりめです。個性的な香りとブラックチェリー、ドライフルーツのプルーン、プラムのような果実味に溢れ、ブラックペッパーのようなスパイスも堪能できます。 ティンティリアははくろぶどう種で主として中密度の粘土質の土で栽培が行われます。 素晴らしいワインでした。... 続きを読む

ワイングラス 素材

ワイングラスの原料についてご説明いたします。   ワイングラスの主原料は「砂」で出来ています。 砂の成分でもある「ケイシャ」、「ソーダ灰」,「石灰石」を混ぜ合わせて作られています。 砂山 それらを混ぜ合わせて作られるガラスは一般的には配合の違いや追加で入れられるモノにより「ソーダガラス」「耐熱ガラス」「強化ガラス」「クリスタルガラス」などに分けられます。   それぞれの種類の簡単な特徴をご紹介   「ソーダガラス」 一般的なガラス食器やグラスに使われることが多く、一番目にすることが多い 「耐熱ガラス」 熱に強いつくりになっている、化学薬品などにも対応できるもの 「強化ガラス」 通常のガラスに比べて3-5倍以上の強度を持ち衝撃にとても強い 「クリスタルガラス」 透明性がとても高く、高額なものに使われることが多い   上記でご説明したように種類により性質が異なります。 その理由としてもガラスに含まれる成分の配合や鉛などの分量により大きく異なってきます。 同じグラスでも高価なグラスや安価なグラスの差はそれにより異なる場合もあります。   今回ご紹介しましたのは代表的なガラスの種類でしたが次回は更にそれぞれの素材に関して触れてみたいと思います。... 続きを読む

イタリア フリウリ=ヴェネツィア、ジュリア自治州

温暖な気候が生み出すイタリア随一の白ワインを生み出す土地 イタリア フリウリ=ヴェネツィア、ジュリア自治州 イタリア-フリウリ 場所 北イタリアで最も東にあり、オーストリアやスロベニアと隣接しています。 州都はトリエステ。かつてオーストリア帝国の海への唯一の門戸でした。 Stadtzentrum_Triest 気候 アルプスよりは寒いですが、海よりの平野は日差しもよく比較的温暖で、降水量の多さはイタリアで一番   代表的な土地 <コッリオ> スロベニアとの国境に位置しているコッリオ。 石灰質の土地が広がっており、秀逸な白ワインを作られる産地です。 <コッリ・オリエンターリ・フリウリ> コッリオの北に広がる冷涼な丘陵地帯です。 白の他にも赤や甘口の白ワインを生産しています。 上記2つの生産地はイタリア内でもトップクラスの白ワインの産地。 この土地は整備が行き届いている美しい畑や情熱的な生産者が多いため「フリウリスタイル」と呼ばれることもあるそうです。   特徴 ワインの歴史に関しては古く、古代ローマ時代から行われてきたとも言われています。 高品質の白ワインを作る条件の一つでもある寒暖差がここにはあります。 北から吹き下ろすアルプスの冷たい風と南から内陸へと吹きぬける暖かい風が交じり合う環境が整っています。そのため「白ワインの聖地」とも言われています。 D.O.C. Colli Orientali del Friuli(コッリョ・ゴリツィアーノ&コッリョ) Friuli Isonzo  (フリウリ・イゾンツォ) Carso (カルソ) 食に関しても中央ヨーロッパ風の食文化が残り、肉・乳製品・豆類など食材も豊富に揃っています。 イタリアでも有名な生ハムもこの地域でもおおく サン・ダニエーレ産生ハムなども有名です。 生ハム... 続きを読む

フランス ボルドー 6大ブドウ品種

かつてより フランス ボルドー地方で盛んに栽培されワインとして世に出回っていた品種

カベルネソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)

カベルネフラン(Cabernet Franc)

メルロー(Merlot)

マルベック(Malbec)

プティヴェルド(Petit Verdot)

カルメネール(Carménère)

その中でもカベルネソーヴィニヨン、メルローは秀逸なワインを作り出すとして世界各国で愛されている品種です。 また、他にはプティヴェルドやマルベックは個性的な味わいでコアなファンを魅了しています。 更に珍しいモノであるとカルメネールはつい最近までは絶滅品種ともいわれましたが、遠い地チリで花を咲かせていると発見され現在ではチリを代表するブドウ品種としても有名になっています。... 続きを読む

イタリア ヴェネト州 (Italia-Veneto)

イタリア ヴェネト州(Italia-Veneto) 州都はヴェネチア 「水の都」と言われた人気の州です。 英名では「Venice」といわれ、英名を日本語で呼ぶと「ヴェニス」とも呼ばれる場所です。 venetian

どんな場所

位置としては東はアドリア海、北はオーストリア、東北はフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、西北はトレンティーノ・アルティ・アディジュ集、西はロンバルディア州とエミリア・ロマーニャ州に接しています。 イタリア-ヴェネト州 紀元前のローマ帝国植民地が起源であるが、5世紀ゲルマン民族フン族来襲にを逃れる為に118の島に移り住み、今の異色な都を作り上げたのが最初といわれています。  

ワインの生産

肥沃な土地と温暖な気候の為様々なワインが作られています。 ワインの生産量はプーリア、シチリアに次いで第三位に上がっています。 しかしDOCG、DOCなどの上級ワインの生産では第一位  

代表的なワイン

「ソアーヴェ(白)」、「バルドリーノ(赤)」、「ヴァルポリツェッラ(赤)」が人気のワインです。  ... 続きを読む

カルメネール CARMENERE

世に出ることはないとまで言われていた絶滅品種カルメネール(CARMENERE) 876px-CarmenereW

隠れた銘品種の歴史

カルメネールを遡ると元はフランスのボルドー地方で数多く栽培される中でも6大ブドウ品種の一つに挙げられているほどの代表的な品種でした。 1850年代末 アメリカ原産のブドウの苗と共にヨーロッパに渡った害虫「フィロキセラ(Phylloxera)」によりフランスのブドウ畑の破壊と共にこのカルメネールも絶滅したといわれていました。 しかし、フィロキセラの上陸前にカルメネールの苗はチリに渡っており被害にあわずに生き延びていました。1994年頃になり発見されましたが、それまでの長い年月メルローと混同されており認知されるのに長い時間がかかっていました。  

なぜメルローと混同することになっていたのか?

メルロー品種と類似点が多くあり、系統が同じあるという仮説も数多く上がっている為、現地でも見分けが付かずに気付かれなかったといわれています。 現在では純粋種としてはチリのみがもつといわれており、現在ではチリを代表するブドウ品種として数多く使われています。 チリ以外でもイタリア北部ヴェネト州やフリウリ=ヴェネツィア、ジュリア自治州で多く栽培されています。  

気になる味わい

味わいではミディアムボディ 深い赤色をしており、カベルネソーヴィニヨンに比べまろやかで丸みがありソフト。深みを感じることもでき上品な味わいが特徴的です。比較的若いうちに飲むのが最適とされています。 個人的にカベルネソーヴィニヨンの渋みとメルローのような濃厚さを感じられ、かつ味わい深いのでスパイスの効いた料理に合わせやすいと思います!  

Cachette Secrete人気のワイン アロモカルメネール 手摘みで作られ、フレンチオークやアメリカンオークを使用した熟成感を楽しめる味わい 42929_01

詳細に関しましては過去ブログをご参照ください^^ AROMO(アロモ)~カルメネール~... 続きを読む

マイクロファイバークロスを使って家庭でも簡単にできるワイングラスの上手なお手入れ方法!

ワインを飲み終わった後のグラスのお手入れはどうされてらっしゃいますか? 私は基本的には食洗機がないので手洗いですが、洗い終わった後の置き場所に頭を抱えることが多いです。 頭抱える画像 洗うだけでも薄い為に割れ易いし、洗っても他の食器と同じところに置くとバランスが悪く倒れてしまう、、、、意外とスペースをとってしまうんですよね。 グラス逆さ 上記のように逆さまにしての自然乾燥は完全に水が抜け落ちずに水垢になってしまう場合も、、   であれば、洗ったらすぐにふき取ってしまえばすぐに収納できるからスペースはとらない! 乾いたタオルで拭こうとすると拭き後や繊維が沢山付いてしまい二重苦になってしまいます。   どうしたらいいのか~   そんな時にはコレ!! 人気のマイクロファイバークロスがオススメです!

「クラレ マイクロファイバー グラスクロス」05002

レストランなどの飲食店などでは必ずといっていいほど常備してあるといっても過言ではありません。 通常のクロスとは違うこの製品の良さをご説明! ・髪の毛の1/100近くまで細かい化学繊維で作られており、洗い残しや水滴をキレイにふき取ってくれ糸くずのような繊維がつかない! ・吸水性がとても高く、さらに乾くのも早い!水気を切ってすぐに使用することが出来き、洗って乾かせば何回でも使用可能。   ワイン好きならば一枚は持っておきたい便利グッズです! グラスだけでなく食器などにも活用でき、とても重宝します! こちらで購入可能です!! https://www.cachettesecrete.com/ec/products/detail.php?product_id=484   次回は 実は結構大変!ワイングラスの拭き方 をご紹介いたします。... 続きを読む

カベルネソーヴィニヨン Cabernet Sauvignon

カベルネソーヴィニヨンの特徴をご紹介

世界でも数多く栽培されている人気の品種であるカベルネソーヴィニヨン、濃いワインの代名詞とも言われる黒ブドウの王様的な存在 Red_Mountain_Cabernet_Sauvignon ブドウ栽培品種:ヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Vinifera) 主要な産地:主に世界各国で栽培されている主要品種。代表的な産地ではフランスのボルドー地方 栽培条件:温暖な気候と水はけの良い砂礫(されき)土壌を好むCHラトゥール畑01 ブドウの特徴:実の皮がとても厚く、果肉は少ないながらも色見はとても濃い。収穫時期は遅めで晩熟タイプ長期熟成にとても向いている。その為、各年の日照条件によって大きく味わいが異なることがおおい為ワインの出来が異なってくるのも大きな特徴 味わいの特徴:香り豊かで余韻が長くヴォリュームを感じる、他のブドウ品種に比べるとタンニンが強くフルボディといわれるものが多い 若いうちはとても刺々しいタンニン、時間を重ねると共に角がとれてまろやかになる。熟成が楽しみな品種の一つ   概要 代表的な黒ブドウの一つ、フランスではカベルネソーヴィニヨンとピノノワールとまで言われるほど人気の品種、フランスでは主に単一で使われることはあまり多くはないが高級ワインといわれるモノには必ずと言っていいほどブレンドされていることが多い。 例、シャトーマルゴー,シャトーオーブリオン,シャトーラトゥール,シャトーラフィットロートシルト,シャトームートンロートシルト,SONY DSC チリなどのニューワールドでは単一品種で作られタンニンと果実味が豊富な早飲みワインとして人気。 DSC_2292  ... 続きを読む

ブドウの栽培品種について

ブドウ栽培には様々な品種が使われます。 大きく分けて2つの品種に分けられます、今回はその種類に関してのご紹介です。   ワイン用ブドウ

・欧州系原品種(ヨーロッパ系品種) : ヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)

ヨーロッパ種は、生食用の葡萄にくらべて糖度も酸度も共に高く、粒も小さいのが特徴です。 やはり小粒である為に皮や種の比率が高いですが、その分香味成分を多く含んでいるので香り高いワインに仕上がります。ワイン用に作られるブドウは、ほぼこの品種になります。 <代表的なブドウ品種> 赤:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラ ン、ピノ・ノワール、メルロー 白:シャルドネ、リースリング、ソーヴィ ニヨン・ブラン、セミヨン、甲州 食用ブドウ

・北米系原品種(アメリカ系品種) : ヴィティス・ラブルスカ(Vitis Labrusca)

生食やジュース用に多く利用されます。 ワイン用では狐臭(フォックス臭)という独特な香りがするために長期熟成を必要とされるワインとしては向いていないとされています。その為早飲み用に使用されることがおおく、フルーティな仕上がりになります。 赤:コンコード 白:デラウェアー、ナイアガラ、キャンベル・アーリー   上記で上がっている「ヴィティス(Vitis)」というのはワインという意味。 「ラブルスカ(Labrusca)」は「狐」という意味とも紹介しているところもありましたが本当ではないようです。その昔狐が好んで食べたという説やフォックスさんという方の名前からきているなどが説がありますが、後者が有力のようです。 狐 フォックス臭というのはヨーロッパでは大変嫌われており、香りのイメージとしてはナイアガラやコンコードという独特な香りらしいですが、ん~イメージが湧きませんよね? 科学的に言いますと芳香族化合物でもあるアントラニル酸メチルが検出されたそうですが、より分かりませんね。 分かりやすい表現としては誰しもが一度は飲んだこと嗅いだことのあるブドウの甘い香り例を挙げるのであれば「ファンタグレープ」のような香りらしいです。 昔の日本のワインなどでは出回っていたそうで現在でもその味わいと香りが好きな方も中にはいらっしゃるそうです。 ファンタグレープをお飲みの際にはフォクシー臭を思い出してみてください!   あくまで今回の画像はイメージです。。... 続きを読む